ボルトハッサムローブスイクン

しばらく使い続けていた組み合わせについて

あまりの使いやすさに半年近く使い続けてしまった4体。
これといったシナジーがあるわけではないが、個々の対応範囲が広いのが特徴。
並びも綺麗なのでとても気に入っている。


シングルにて度々起こる選出段階での択を回避するために、対応できる範囲の広いポケモン中心に採用してある。
これにより特定のポケモンに対して選出を強要されるということが少なくなり、選出の幅が広がった。


細かい解説は続きから



  • 個別解説

ボルトロス(霊獣フォルム)

技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
十万ボルト めざめるパワー飛行 ボルトチェンジ 草結び 拘り眼鏡 蓄電

185-x-97-166-120-138 臆病


ダブルのブログを漁っていたときに見つけた霊獣穏やかボルトロスをシングルでも使えないかと思ったのが始まり。
Sは最低135は欲しく、ラティの眼鏡流星を耐えるのは難しかったので、DのラインをC177めざ氷2耐えまでに設定。
結果的に眼鏡サンダーと概ね同じ数値となったが、こちらは蓄電による電気無効があるので
珠・帯以外の化身ボルトロスに強い駒として扱うことが出来る。


後ろに一貫する技で崩していくために10万ボルトとめざめるパワー飛行は確定。
相手を削りつつ有利対面を作れるボルトチェンジスイクンマンムーのような並びに一貫する草結び。
寝言は持たせてもキノガッサを落とせる技がめざ飛行しかなく、それよりも10万ボルトを優先したかったので不採用。




ハッサム

技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
バレットパンチ 蜻蛉返り クロバット 剣の舞 飛行のジュエル テクニシャン

165-198-121-x-102-98 意地っ張り


初めは拘り鉢巻を持たせて使っていたが、技を拘ったあと不利対面を作られそこから負けに繋がることが多かったため、
まずは鉢巻以外の構成を考えることにした。
そこで候補に挙がったのがこれまたダブルで使われていた飛行のジュエルとアクロバット
剣の舞を積まずともジュエルアクロバットでH振りローブシンを落とすことができ、尚且つ持ち物無しの場合なら蜻蛉返りよりもほんの僅かだが威力が高い。
蜻蛉と違い居座り続けることも出来るので非常に使い勝手が良かった。
鋼のジュエルでも似たようなことが出来るが、こちらは意図しない場面でジュエルを消費してしまい
想定していた相手にジュエルバレットを当てることが出来ないのではないかと思い採用を見送った。


技は前述した通りアクロバットは確定。先制技であり特性の恩恵も受けられるバレットパンチ
後述するラムローブシンとの兼ね合いで蜻蛉返り。ハッサムでの全抜きも狙えるよう剣の舞。




ローブシン

技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ドレインパンチ マッハパンチ 冷凍パンチ ビルドアップorしっぺ返し ラムの実 鉄の拳

206-188-132-x-90-72 意地っ張り(ビルドアップ採用時)
206-199-125-x-91-70 意地っ張り(しっぺ返し採用時)


シングルをやる上で脅威であるドリュウズに先制して殴れるローブシン
キノガッサと違いマンムーパルシェンに強い駒として扱うことが出来る。
持ち物はキノガッサを見ても初手に出せるラムの実。
ハッサムと共に選出することで猫の手レパルダスを崩すことも可能。


特性の恩恵を受けるドレマッパ。大半の格闘半減の相手に入る冷凍パンチ。
残り1枠は殴り合いに強くなれるビルドアップかシャンデラの起点を防げるしっぺ返し。




スイクン

技1 技2 技3 技4 持ち物 特性
ハイドロポンプ 冷凍ビーム リフレクター ミラーコートor絶対零度 イバンの実 プレッシャー

189-x-141-147-136-126 控え目(ミラーコート採用時)
191-x-156-142-136-103 呑気(絶対零度採用時)


ラティオスに次いで強力だと考えているポケモン
イバンの実を持たせることで対面で勝てる相手が増えた上に、
立ち回りの最後の詰めとしての動きも出来るようになり最も勝ちに貢献してくれたポケモン
相手からするとねむカゴの可能性もあり、対面で退き辛いためか面白いようにイバンが決まる。


広い範囲と打ち合うためにハイドロポンプと冷凍ビームは確定。
ハイドロポンプは命中不安定技ではあるが、ここぞという場面で外さなければ良いので勝率には影響していないように感じた。
リフレクターを持たせることでカイリューに対しての立ち回りが楽になる。
舞ジュエル逆鱗で一撃で落とされるということがなくなり、最悪でもリフレクターを残したまま後続に繋ぐことが出来る。
またハッサムローブシンに対しても安定して殴り合うことが可能。
残りの1枠はさらに範囲を広げるミラーコート、受けループを崩す絶対零度の選択となる。




残りの2体については、
・ドラゴンタイプ
・自由枠
を採用するようにしている。
前者は相手に自由な選出をさせないためにも必要な要素だと考えていて、選出率が低くても必ず入れるようにしている。
後者は相性補完であったり、足りない要素を補うために採用している。



  • 組み合わせ



・霊獣ボルトロス+ハッサム

電気無効がいない相手に対してとんボルチェンを繰り返す。
また相手を落とした際に死に出しからの不利対面を作られるのを防ぐこともできるため非常に便利。
バンギローブクレセのような相手に選出することが多い。




スイクン+霊獣ボルトロス

相性補完が優れている2体。
こちらのボルトロスが化身ボルトロスのめざ氷を2耐えし、スイクンがC177十万ボルトを確定耐えするため
自分は安定行動をとりつつ、相手に一方的な択ゲーを仕掛けることが出来る。
選出することが最も多い組み合わせ。




ローブシン+霊獣ボルトロス

めざ飛行を持った化身ボルトロスに霊獣ボルトロスが強いので、初手ボルトロスローブシンの対面になった際に
一旦霊獣ボルトロスに引くことで安全に受けつつジュエルも消費させることが出来る。




ハッサム+ローブシン

猫の手レパルダスに強めの組み合わせ。
初手ハッサムで蜻蛉を撃ちラムローブシンを後出しし、あとはひたすら殴るだけ。
威張るでハッサム自傷し続けたり、ローブシンが急所で落ちてしまわない限り勝てるだろう。



  • PT例

対戦オフで使用したPT
+
第9回キツネの社mf、第2回とりおふにて使用。
ラティオスに強く、天候変化要素を持つバンギラス。全体的に中速気味なためスカーフを持たせている。
ハッサムとの相性が良いラティオス。持ち物はミラーに強い気合の襷や、火力を上げるドラゴンジュエルや命の珠など。




+
第2回某御曹司オフにて使用。
パルシェンを採用した形。課題であった対ガブリアス性能が向上した。
スイクンを抜いたことでラティオスウルガモスへの耐性が下がってしまったが、ローブシンの配分を慎重HDに変更することで解決した。
またラティオスに両壁を持たせて壁パとしても運用できるようになった。




+
第26回シングル厨の集いオフにて使用。
ドラゴンタイプとしてガブリアスを採用している。
相手のガブリアスが重く、全体的にSが遅い。完成度は低め。




+
第10回キツネの社mfにて使用。
天候変化ポケを採用しない形。クレセリアを入れたことで面倒だったパルシェンキノガッサへの対処が楽になった。
相手がトリパを警戒してくれるほど、上から殴ってくるようなポケモンが選出されにくく立ち回り易くなる。



  • 戦績

第9回キツネの社mf ベスト8 予選6-2
第2回とりおふ(チーム戦) ベスト8 予選個人4-1 決勝個人1-0
第2回某御曹司オフ(タッグ) 優勝 予選個人3-1 決勝個人2-0
第26回シングル厨の集いオフ ベスト16 予選5-3
第10回キツネの社mf ベスト24 予選6-2
とりあえず予選を抜けることが出来ているので、それなりの安定感があるのではないか。



  • 最後に

色々考えては見ましたがどの構築もどうも納得がいかない部分が出てきてしまい、結論が出せないままBW2が終わってしまいましたが
XYでも十分通用するのであれば、是非ともこの構築を完成させたいところです。